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ベトナムの概要 |
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国名 |
ベトナム社会主義共和国(Socialist Republic of Viet Nam) |
国旗 |
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面積 |
32万9,241㎢ |
人口 |
約8,520万人(2007年) |
首都 |
ハノイ |
民族 |
ベト族:約86%、その他:53の少数民族 |
公用語 |
ベトナム語 |
政体 |
社会主義共和国 |
国家元首 |
国家主席(グエン・ミン・チエット) |
通貨 |
ベトナム・ドン |
宗教 |
仏教、キリスト教、イスラム教、カオダイ教、その他 |
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ベトナムはインドシナ半島の東部にS字のように国土を持つ。その大きさは南北1,650km東西600kmにのぼる。国境は中国・ラオス・カンボジアと接しており、南シナ海をはさみフィリピンやマレーシア・ブルネイをのぞむ。
政治の中心はで首都で国土の北部に位置するハノイであるが、経済的に発展しているのは南部に位置するホーチミンである。
北部は歴史的な経緯から中国の影響を受けた文化を形成し、南部はカンボジアのクメール文化を受けた文化といわれており、近隣諸国の影響を強く受けている。
歴史的に見ると、北部地域は中国王朝の郡県支配、或いは中国王朝に対する冊封王朝が栄枯盛衰した。一方南部はチャンバ王国が長きに支配していた。1802年に建国された阮朝王朝は南北を統一したが、ベトナム最後の王朝となる。
その後、フランスの植民地となり、第2次世界大戦後は再び南北に分断され、ベトナム戦争へ繋がる。
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ベトナムの気候 |
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ベトナムは亜熱帯に属する気候であるが、南北に長い国土のため、北部・中部・南部と異なる気候を持つ。北部には四季があり、4月は春、5~10月は夏、11~12月は秋、1~3月は冬となる。夏は30℃を超え、冬は10℃を下回ることもある。これに対し、南部は四季がなく5~10月が雨季となり11月~4月が乾季となる。雨季は日本に梅雨とは異なり、一時的にまとめて雨が降るといったスコールである。
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ベトナムへの道 |
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日本からベトナムまでの飛行機は成田国際空港と関西国際空港から、ハノイノ・イバイ国際空港とホーチミン・タンソンニュット国際空港のそれぞれに直行便が就航している。 |
ベトナムの観光地 |
メコンデルタツアー
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メコン川下流のデルタ地帯は、ベトナム南部の主な観光地のひとつである。メコン川の源流はチベット高原までたどれ、その長さは4,500kmに及ぶ。
ホーチミンからは車で2~3時間の場所にあり、交通事情から考えると、ツアーで行った方がいいと思う。 |
クチトンネル
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ベトナム戦争の際、アメリカ軍と南ベトナム軍と対峙した南ベトナム民族解放戦線の拠点があった場所で、アメリカ軍などの空爆などから避けるため地下に作られた要塞である。
地下トンネルの全長は250kmに及び、地上との出入り口は巧妙にカムフラージュしてあり、発見するのが難しい。
クチトンネルには、ライフルの射撃体験できる施設もある。 |
ホーチミン市内
フエ
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フエはベトナム中部に位置し、1802年にこの地を都とした阮朝により、城郭都市として建設された。日本の函館にある五稜郭と同じくフランスの影響を受けた星型の城郭である。
ベトナム戦争では、このフエは激戦地となり多くの建物が失われたが、今日、その復元に努めている。また、世界遺産にも指定されている。 |
ハロン湾
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ベトナム北部に位置するハロン湾は大小3,000もの奇岩や島などがある世界遺産である。 |
ミーソン
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ベトナム中部にあるミーソンはチャンバ王国の遺産で、同王国の国教であるヒンドゥー教シヴァ派の聖域とされた遺構である。現在、世界遺産に指定されている。 |
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